尻別川から考える気候変動時代の河川管理とイトウ保全
2023/01/30
勉強会の主旨
当会は、絶滅の危機に瀕しているイトウ尻別川個体群の復元をめざし、流域各町村の住民のみなさま、河川管理者、そのほかの関係諸機関と連携しながら、イトウ繁殖環境の修復と稚魚放流を組み合わせた「再導入」に取り組んできました。近年の水害リスクの高まりにともない、河川管理政策が大きく転換するなか、今後新たな河川工事による水域生態系への影響を抑えるには、どんな準備が必要なのか、サケ科魚類の保護管理に詳しい卜部浩一さんを講師にお迎えし、流域のみなさまとともに議論を深めます。
講演「イトウの生息に必要な河川環境とその管理」
講師 卜部浩一さん 博士(農学)
北海道立総合研究機構 さけます・内水面水産試験場研究主幹
日時 2023年3月5日(日曜)14:00~15:30
会場 ニセコ町民センター ニセコ町字富士見95番地
入場料 無料。お申し込みは不要です。
主催 尻別川の未来を考えるオビラメの会 090-8279-8605(事務局)
後援 後志地域生物多様性協議会
講師のご紹介 卜部浩一(うらべ・ひろかず)さん
博士(農学)。北海道立総合研究機構さけます・内水面水産試験場さけます資源部さけます管理グループ研究主幹。共著書に『サケ学大全』(北海道大学図書刊行会)など。現在は「野生サケ資源の増加に資する河川環境の再生に関する研究」に取り組んでいる。