オビラメ・レスキュー・カード
2004、2022/01/11
オビラメ放流稚魚の追跡調査にご協力ください
「尻別川の未来を考える オビラメの会」は2004年9月25日、初めてオビラメ(尻別川産イトウ)の人工孵化稚魚(0+)を、尻別川水系倶登山川流域に放流しました。また2005年6月25日にも、同じ地点に稚魚(1+)を放流しました。放流は、オビラメ復活30年計画に基づいて、絶滅に瀕している尻別川産イトウ個体群を再び尻別川流域に復活させるための「再導入」に向けて、重要なステップですが、放流した稚魚たちが放流先でちゃんとじょうずに生き延びていけるかどうか、しっかり科学的に追跡調査することがとても大事です。
放流したイトウの稚魚たちは、一目で放流魚だと分かるように、すべてアブラビレを切除してあります(アブラビレがなくても稚魚たちの生活に支障はありません=写真)。
とはいえ、放流時のイトウ稚魚の大きさは平均体長約4センチ、体重約0.6グラムのミニサイズ。発信器や目立つ標識を取りつけることなどは出来ず、追跡調査は簡単ではありません。
そこで、尻別川で釣りや川遊びをされるみなさんにも、ぜひ協力をお願いしたいのです。尻別川で小魚を見つけて「イトウかな?」と思ったら、下記のオビラメの会事務局まで、どうぞご一報ください。
でも、イトウ稚魚ってどんな形をしているの?
ご心配なく! イトウの稚魚と、ほかの小さな魚を正確に見分けるためのアイテムをご用意しました。その名も「オビラメ・レスキュー・カード」。
オビラメ・レスキュー・カードの作り方、楽しみ方
(1)pdfファイルをダウンロードします。
(2)プリントアウトしてください。
(3)絵を外側にして、真ん中から二つ折りにします。
(4)捕まえた稚魚を実物大で比較できるオビラメ・レスキュー・シートの出来上がり。
(5)市販のラミネート機で加工をすると、フィールドで濡れても平気!
オビラメに関する情報を求めています。
見つけた場所や時間を教えてください。イトウ保護に必ず役立てます。