オビラメの会のこと

2001, 2022/06/12

オビラメの会
親魚からの人工採卵作業を終えたオビラメの会のメンバーたち。2020年5月6日、ニセコ町の有島ポンドで撮影。

誓詞 尻別川の未来を考えるオビラメの会 1996年4月26日

私たちは尻別川が

尻別川に生息するイトウをはじめ

全ての水棲生物が嘗てそうであったように

豊饒しダイナミズムいっぱいの川に戻る事を願い

そのために河や林も森も山も

少しでも自然に帰るように切望し

同時に過去を慈しみ

釣りし来し方を

悔い改める勇気をもって

行動することを誓います


「尻別川の未来を考えるオビラメの会」とは?

北海道・胆振地方から後志地方にかけてゆるやかに流れる尻別川は、「幻の魚」イトウの生息南限です。これまで数多の「イトウ士」たちがこの魚に挑み、1メートル超級の大物が剛竿を満月に引き絞ってきました。しかし急激な環境破壊と乱獲のため、現在では尻別川のイトウは絶滅寸前といっても過言ではありません。「尻別川の未来を考える オビラメの会」は、そんな危機的状態にある「尻別イトウ」を何とか救えないかと、流域のイトウ士たちと研究者たちが結成したNGOです。オビラメとは、地元の釣り師たちが尻別川のイトウを呼ぶときの名前で、アイヌ語に由来すると言い伝えられています。

設立 1996年4月
会長 吉岡俊彦
副会長 山根敏夫
事務局長 川村洋司
事務局住所 北海道虻田郡ニセコ町ニセコ315-198 郵便番号 048-1511
事務局電話 090 8279 8605

よみもの