勉強会「武四郎がたどった幕末の尻別川」

2018/08/11、2020/05/15

「松浦武四郎の尻別川探索通過地点の状況(『丁巳東西蝦夷山川地理取調日誌/報志利辺津日誌』安政4年)」PDF、797KB

幕末の探検家・松浦武四郎が残した『丁巳東西蝦夷山川地理取調日誌/報志利辺津日誌』(安政4年=1857年)にもとづいて、勉強会講師の梅田滋さん(羊蹄まちしるべ研究塾、オビラメの会)が、尻別川の当時の景観の再現を試みました。


きもべつ歴史プロジェクトの会KHP「ヌプリ第9号」(2020年5月)

梅田滋さん(羊蹄まちしるべ研究塾、オビラメの会)「武四郎がたどった幕末の尻別川」講演の記録

私は、喜茂別に12年程住んでいます。きょうは「羊蹄まちしるべ研究塾」の梅田ということでお話させてもらいます。たぶんあまり耳なじみがないグループかと思うんですけど、これも12年程前からこの羊蹄山麓の七つの町で、みんなで地域のことを勉強して、勉強したことをみんなでテストをして受かった人にはちゃんと証明しようというようなことをずっとやっています。12年間で大体800人程受けて、合格されました。ということで、私は学者でもないですし、研究者でもないですが、今日はその活動の中で蓄積してきた内容をお話させてもらいたいと思います。

この続きは、きもべつ歴史プロジェクトの会KHP「ヌプリ第9号」(2020年5月、PDF、14.6MB)から、同会の了承を得て、抜粋をご覧いただけます。


2018年9月6日の大地震で被災されたみなさまに、心よりお見舞いを申し上げます。

勉強会「武四郎がたどった幕末の尻別川」当初9月8日に予定していましたこの勉強会は、9月22日に延期して開催します。

19世紀の和人探検家・松浦武四郎は、「北海道」と改称される直前のアイヌモシㇼ(現在の北海道島、サハリン島、クナシリ島など)を精力的にめぐり、膨大な記録を残しました。尻別川を主舞台とする『報志利辺津日誌(丁巳東西蝦夷山川地理取調日誌)』もそのひとつ。開拓政策による大改変が始まる前、流域はどんな景観・生態系・生活空間だったのでしょう? アイヌの暮らしは? 武四郎の記述に触れながら、尻別川の未来を考えます。

【とき】2018年9月22日(土曜)13時30分〜15時30分
【ところ】ニセコ町民センター 小ホール
【講師】梅田滋さん 羊蹄まちしるべ研究塾
【主催】尻別川の未来を考えるオビラメの会
【後援】ニセコ町、後志地域生物多様性協議会
【入場料】無料 申し込み不要です。直接会場にお越しください。