イトウ稚魚放流報告会2020/喜茂別にイトウふたたび
2020/11/12
この報告会は、新型コロナウィルス感染症拡大抑止のために延期します。なにとぞご理解ください。(11月12日)
【日時】延期します
【主催】尻別川の未来を考えるオビラメの会
【協力】きもべつ歴史プロジェクトの会KHP
尻別川は、絶滅危機種イトウ(サケ科イトウ属)の生息南限です。その「南限のイトウ」=尻別川イトウ個体群(地方名オビラメ)を保全するために、当会は1996年に活動を開始しました。
研究機関や地元自治体など関係機関と緊密な連携を図りながら、国際自然保護連合の指針に基づいて、2001年から「再導入/補充」と呼ばれる対策に取り組み、最初の実験支流では、2012年、放流イトウの再回帰と自然繁殖が確認され、2019年5月には、この場所で誕生した「再導入第2世代イトウ」たちによる自然繁殖が初めて確認されました。尻別川個体群の復元に向け、道筋を示すことができたと考えています。
尻別川流域全域にさらに自然繁殖河川を増やすべく、当会は2020年9月、喜茂別町役場など関係機関と協議のうえ、きもべつ歴史プロジェクトの会KHPの協力を得て、喜茂別町内の尻別川に、同年5月に「有島ポンド」での人工授精で得たイトウ稚魚約1800尾(標識つき)を放流しました。
【お問い合わせ】オビラメの会