プロジェクト2001NEWS 05
2001-、2017/10/12
2001年10月19日発行
第3回調査会リポート(報告/城座研一)
2001年10月14日(日)9:00ニセコ、ライズ集合
9:45~12:45支流調査
12:45~15:00昼食、懇談、役員会
調査河川の名称など
寒別川上流部、寒別橋付近、本流との合流部
倶登山川最上流部砂防ダム、中流部落差工
参加者10人
当日の様子
9時頃ほぼ全員が揃いましたが、前日までかなりの降雨があり、各支流とも相当増水していて、徒歩による調査は出来ないと判断し、自動車で到達できる範囲での河川横断施設の検分となりました。2台のワゴンに分乗し、全員で上記の箇所を検分しました。
最初に寒別川に出向いたのは、数日前にイトウが数匹淵に溜まっていたとの情報があったからでした。ただ、橋本さんの見立てでは「この時期に親魚がこのような上流域に遡上することは考えられない。サクラマスの見間違えではないだろうか」とのことでした。
後半は倶登山川最上流域の砂防ダムを検分しました。ここには魚道は設置されていませんでした。また中流域の2カ所の落差工も検分しましたが、やや落差が大きすぎ、イトウの遡上は難しいのではないかと思われました。しかし吉岡さんの見立てでは「ここさえ突破できれば、倶登山川の上流にはバイカモが生えている良い環境があるし、全体的に勾配が緩いので候補地の一つでは?」とのことでした。
ただ私の見たところ、耕地が河畔ギリギリに迫っていて、農地からの土砂の流入もあり、下流に進むにつれて濁流になっていくのが気になりました。落差工の改善と同時に河畔林の整備が絶対に必要だと感じました。しかし、周辺の農家の土地を借用するか、買収しないとできないことだと思います。
お問い合わせ オビラメの会事務局(吉岡俊彦) でんわ0136-44-2472