イトウ繁殖地「見まもり隊」報告会2019/ぼくら、尻別イトウのレスキュー隊
2019/05/20, 2021/12/30
【とき】 2019年5月26日(日曜)13時30分~15時30分
【ところ】 倶知安町文化福祉センター 倶知安町南3条東4丁目
【主催】 尻別川の未来を考えるオビラメの会
【共催】 倶知安町
【後援】 後志地域生物多様性協議会
【入場料】 無料
尻別川は、絶滅危機種イトウ(サケ科イトウ属)の生息南限です。その「南限のイトウ」=尻別川イトウ個体群(地方名オビラメ)を保全するために、当会は1996年に活動を開始しました。
研究機関や地元自治体など関係機関と緊密な連携を図りながら、国際自然保護連合の指針に基づいて、2001年から「再導入/補充」と呼ばれる対策に取り組み、最初の実験支流では、2012年、放流イトウの再回帰と自然繁殖が確認され、2019年5月には、この場所で誕生した「再導入第2世代イトウ」たちによる自然繁殖が初めて確認されました。尻別川個体群の復元に向け、道筋を示すことができたと考えています。
また別の支流で2010年に再発見された自然繁殖地において翌年以降、24時間体制の「見まもり隊」活動をスタートさせ、2019年まで9季連続で完全保護を達成しました。
これらの成果を地域のみなさまにご報告するともに、個体群復元に向けた協働を呼びかけます。
「ぼくら、イトウのレスキュー隊」報告会@倶知安町でのパネルディスカションから(第50号 2019年6月 1.2MB)