北海道後志支庁からの回答書

2003/12/10、2017/10/17

「尻別川の未来を考える オビラメの会」(会長・草島清作)は2003年11月20日、倶知安町役場、北海道後志支庁、北海道小樽土木現業所真狩出張所に、倶登山川復元に関する要望書を提出しました。
 12月10日、北海道後志支庁より下のような回答が届きました。


拝啓 厳寒の候、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。

 日ごろから、道政の推進につきましては、格別の御協力をいただき、誠にありがとうございます。

 さて、先日お寄せいただきました「倶登山川におけるオビラメの遡上・降下を阻害する堰堤工の落差の解消」についてですが、現在経済部林務課では倶登山川及びその流域においてオビラメ等魚類の遡上・降下を阻害する施設の設置はしておりませんが、原則として常水のある河川及びそれらの付近での工事を行う場合は、それぞれの状況に応じた施設の計画としてまいります。

 次に「農地からの土砂流入防止対策」についてですが、農家の方々に対する営農指導として、水田の代掻きの際、排水しないこと等の指導を様々な機会を利用して行っているところですが、今後も引き続き同様の指導を実施してまいります。さらに、農業振興部整備課では、倶登山川及び流域で実施(道営事業)している工事はありませんが、基本的に河川並びに排水路整備を実施する場合は状況に応じて沈殿砂などの汚濁防止施設を設置し、水質汚濁を極力防ぐこととなっております。また、その他の工事を実施する場合でも周辺に河川等があり、土砂の流入が予測される場合は、河川環境に負荷を与えないように十分注意して工事を行うこととしています。今後とも工事の実施に当たりましてはこの考え方に則り、環境との調和に配慮しつつ工事を進めます。

 道では、水質汚濁防止法に基づき公共用水域及び地下水の水質の汚濁の状況を常時監視しており、尻別川については、測定計画を毎年定めて地域政策部環境生活課で調査を行っております。

 なお、後志支庁では各課の事業計画をホームページに掲載しておりますので、その情報を基に、必要に応じて、貴会からお問い合わせをしていただきたいと存じます。



 今後とも道政に対する御協力を賜りますようお願い申し上げますとともに、時節柄御自愛のほどお祈り申し上げます。

敬具

平成15年12月10日

尻別川の未来を考える オビラメの会
会長 草島清作様

北海道後志支庁長 片平美智子


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