倶登山川での魚道整備

2006, 2022/01/09

オビラメの会は「オビラメ復活30年計画」(2001年)にもとづき、2004年から尻別川水系倶登山川流域でイトウ稚魚の放流実験を続けています。倶登山川には、イトウをはじめとする水生生物の自由な往来を妨げていると考えられる落差工(ダム)がありますが、オビラメの会の働きかけに応じて、2006年度から北海道後志支庁による魚道整備事業がスタートしました。

オビラメの会は北海道後志支庁の「魚道整備環境配慮検討会」(2006―)に参画し、イトウをはじめとする水生生物に適した魚道整備を提案しています。

倶登山1号落差工の魚道
倶登山川1号落差工に新設された魚道(2008年3月30日、撮影=岩瀬晴夫)
倶登山3号落差工の魚道
倶登山川3号落差工に新設された魚道(2009年5月3日、撮影=大光明宏武)
倶登山川5号落差工の魚道工事
倶登山川5号落差工に新設された魚道(2010年1月23日、撮影=平田剛士)
倶登山川の落差工位置図
倶登山川の落差工位置図

尻別川視察会「重点河川」復活プランをつくろう!(2003年9月7日)

北海道小樽土木現業所真狩出張所あて「要望書」(2003年11月20日)

オビラメ勉強会岩瀬晴夫さん「イトウがのぼりおりできる魚道」(2004年12月11日)

倶登山川1号落差工の魚道(2008年3月完成)

倶登山川2号、3号落差工の魚道(2009年5月7日)

倶登山川5号落差工の魚道工事(2010年1月23日)

魚道機能調査(2010年7月27日)


「イトウ再導入河川の落差工に魚道が設置されました」(オビラメの会ニューズレター31号、2009年4月、pdf)

「全国初のユニーク魚道が完成 岩瀬晴夫会員が語る倶登山川2&3 号落差工魚道の「みどころ」」(オビラメの会ニューズレター32号、2009年7月、pdf)

「倶登山川第5号落差工魚道・その特徴と見どころ」(オビラメの会ニューズレター34号、2010年6月、pdf)

岩瀬晴夫「倶登山川落差工魚道設置工事備忘録」(オビラメの会ニューズレター37号、2012年2月、pdf)


参考資料

【2009年7月30日 倶登山川検討委での支庁側からの提案図面】


【2009年10月26日 後志支庁図面】